iPhoneで良文に触れ、書くことで「文章力」を鍛える、という話
うまい文章を書けるようになりたい。
理想は新聞コラムだ。
スパッスパッとした文体で、短かいなかに展開があって、読後の余韻がじわっと来るような文章を、僕も書けるようになりたい。
▼「いい文章」を書くための3つのルール/まずはパソコンを閉じましょう? - デマこいてんじゃねえ!より引用
「いい文章」の条件はたったの3つ。この3つさえ守っていれば、誰だって読みごたえのある記事を書ける。たぶん。
1.「謎」には「答え」がなければいけない。
2.「伏線」は「回収」されなければいけない。
3.「結論」には「驚き」がなければいけない。
新聞コラムを毎日読んでいると、この3つがしっかり守られているのがよくわかる。
新聞コラムは、新聞各社の「顔」だ。時事テーマを絡めて500〜600字程度という制約のもと、「文章のプロ」ベテラン記者が腕をふるう。各紙で1・2を争う名手が書くわけだから、その文章は読みやすく、個性的で、実に面白い。胡散臭い主張もたまにあるが、文章は上手い。四大紙だけでなく地方紙も、すばらしく上手い。
「理想とする文章に毎日触れる」という訓練
良い文章を書けるようになるには、良い文章に毎日、たくさん触れるといい。先日読んで付箋だらけにした「文章は「書く前」に8割決まる」という本にそうあった。
- 作者: 上阪 徹
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2011/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
著者であるライターの上阪 徹さんの理想の文章は「AERA」。そこで毎週「AERA」を隅々まで読んで、言葉の使い方や言い回しを自分に染み込ませたそうだ。
▼「文章は「書く前」に8割決まる」P60より引用
1冊の週刊誌を毎週読むトレーニングは、やってみると、思っている以上に効果があります。読んでいると、自然に特集の記事がどのような構成で作られているのかが見えてくる。お気に入りのコラムが、なぜ面白いのかを考えるようになる。言葉の使い方や言い回しに慣れてくる。
そして少しずつ、自分の中に「100点」を染み込ませていくのです。
たてがきコラムとビューン
最近僕も、毎日、自分の理想とする文章に触れるようにしている。iPhoneには良いアプリがあるので。
新聞コラムを読む
通勤電車の車中では「たてがきコラム」で各社の新聞コラムを読んでいる。新聞同様のタテ組み、明朝体フォントが美しい。落ち着いて、読後の余韻までしっかり味わえる点が気に入っている。機能だけを見れば「社説ビューワー」というアプリの方が上だが、このアプリは「余韻」がある。そこがいい。
たて書きコラム(無料)
カテゴリ: ニュース, 教育
販売元: Ryo Ishikawa - 亮 石川
雑誌を読む
雑誌は「ビューン」で読んでいる。AERAやサンデー毎日などの週刊誌、週刊ダイヤモンド、エコノミスト、プレジデント等のビジネス誌。MacFan、DIME、WebDesingningなどの情報誌。毎月好きなだけ読めて「AERA」1冊分の値段と変わらない月額350円なのだから、費用対効果が良すぎる。
ビューン - 雑誌・コミック読み放題で電子書店も利用できる電子書籍アプリ(無料)
カテゴリ: ブック, エンターテインメント
販売元: Viewn Corp.(11.5 MB)
▶ その額14,000円。iPhoneと『ビューン』で毎月の雑誌代を浮かせている、という話
とにかく良い文章に触れ、書く
良い文章を書けるようになるには、良い文章にたくさん触れる。
即効性のあるテクニックを追い求めるより、毎日良い文章に触れ、書く。結局はそれが近道に違いない。iPhoneを片手に「急がば回れ」ということだ。
高橋@Motoshi_tでした。
▼「文章は「書く前」に8割決まる」P79より引用
結局のところ、文章が書けるようになった理由は、二つしかなかったのではないかと思っています。ひとつは、良質な文章を読み続けたこと。そして、もうひとつは、そこで身体に染み付いた文体やリズム、構成の基礎をベースに、自分の文章を修正していくことができるようになったことです。
スポンサーリンク