いつ届くかわからない「抜き打ちリマインダー」を設定した、という話

リマインダー[reminder]の意味は「思い出させるもの」とある。

届いて、見て、「お、そうだった」と思い出す。これが普通のリマインダーだ。
では、もし、いったい何のことだか思い出せないぐらいの未来にリマインドしたら、どうなるだろう。

▼いちばん簡単なのは、iPhone純正のリマインダーで適当に日時を設定する方法。iCloudと同期しておけば、仮にiPhone5に乗り換えてもリマインド設定を引き継げる。

▼だが、今回はWebサービスを使ってみる。FollowUpThenというサービス。登録不要・無料

▼いつリマインドが欲しいかを下記設定例にあるアドレス宛にメールすると、リマインドメールを返送してくれるユニークなサービスだ。

明日・来週・来月でリマインドする場合
- tomorrow@followupthen.com
- nextweek@followupthen.com
- nextmonth@followupthen.com

時・分指定でリマインドする場合
- 11am@followupthen.com
- 1132am@followupthen.com
- 1500@followupthen.com

くりかえしリマインドする場合
- everywed@followupthen.com
- everymar30@followupthen.com
- every1st@followupthen.com
- every15th@followupthen.com

▼iPhoneの連絡先にいくつか設定しておくと便利だ。

さて、もう何十通も、いつ届くかわからないリマインドを送った。
いくつか紹介しようと思う。

▲今年に入って晩酌を控えているので...心配だ

▲いつか読もうと思いながら、なかなか…心配だ

▲すぐ調子に乗るので...心配だ

▲「ブログ楽しい！」が続いているだろうか...心配だ

▲なんかへこたれてたりしないか...心配だ

▲酒飲んでゴロゴロしてたりしないか...心配だ

▲口だけで終わってないだろうか...心配だ

▲結局何もしてないのでは...心配だ、ああ超心配だ

そもそもなぜ、未来にリマインドしてまで、今の気持ちを思い出さねばならないのか。
その答えは、過去の自分に対する「負い目」だ。

私は、自分を何度も裏切ってきた。
小学生のときにタイムカプセルに埋めた手紙。大人になった自分に託した希望は、ひとつも実現してやれなかった。
やると決めた目標も、習慣にすると決めたタスクも、どれも中途半端に挫折した。

ウソだらけの過去からできた「現在の自分」は、「未来の自分」をとても信じられない。
だから、また同じ過ちをくり返さないように、「自分との約束」をさぼっていないかを抜き打ちで確認するのだ。

それが、忘れたころに突然届く「抜き打ちリマインダー」。

リマインダーが届いたとき、胸を張って「 ('∀') 」といられる自分になろうと思ってる。

リニューアル式